突然ですが皆さんは努力値、個体値、種族値といった言葉を知っていますか?
何となく聞いたことがある、どこかで見たことあるなぁ。
他にも友達が話していたり、ポケモンの攻略サイトを見ていたら書いてあったり、、、。
存在は知っているけど詳しくは知らないって感じの人が多いと思います。
むしろ知っていると少しポケモン廃人感があって少し、、引いてしまう人もいるくらいです。
純粋にエンジョイ勢としてポケモンを楽しんでいる人は知らなくても当然で、対戦をがっつりやらないと使う機会はないし、知らなくてもストーリーに何の影響は出ません。
それに種族値とか個体値って聞いたことあるけど、よく分からないしそれって難しいんでしょ?
そう思っている方、少し興味があるけど、、、調べるのめんどくさい。
って人に向けて、初代の赤・緑から最新作のスカーレット・バイオレット。
その他ポケモンスリープやポケモンユナイト、不思議のダンジョンなど多数の外伝作品を含めて、幼少期からずっとポケモンをやってきた僕がそれぞれ簡単に説明したいと思います。
読みにくいとこはあると思いますが、なんとなく分かってもらえたら、興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ではさっそく紹介していきたいと思います。
まず種族値・個体値・努力値はポケモンのゲーム内に存在する隠しステータスのことで、それらを総じて三値と呼びます。
ゲーム内で必ず見る『こうげき』とか『すばやさ』とかです。
それらは下記のように6つの項目に分かれています。
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・HP(Hit point→H)
この値が0になると「ひんし」状態になり、戦えなくなる。
・こうげき(Attack→A)
高いほど「物理技」で与えるダメージが増える。
・ぼうぎょ(Block→B)
高いほど「物理技」で受けるダメージが減る。
・とくこう(Contact→C)
高いほど「特殊技」で与えるダメージが増える。
・とくぼう(Defense→D)
高いほど「特殊技」で受けるダメージが減る。
・すばやさ(Speed→S)
相手より高いと先に行動できる。
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『とくこう』ってContactなの?って疑問が浮かびますが、ここでポケモンの英語ROMにおける各ステータス表記を上から順に見ていきます。
・Hit Points→HP
・Attack→Atk
・Defense→Def
・Special Attack→SpA
・Spacial Defense→SpD
・Speed→Spe
英語では『ぼうぎょ』がDefenseになっています。
『とくぼう』はSpecialが追加されているだけなので、『とくこう』や『とくぼう』は日本では少し特殊な言い方をされています。
ただ公式から言われてるわけではなく、インターネット上で広まって続いているというわけです。
日本では先ほど紹介したそれぞれの頭文字をとって『HABCDS』を各ステータスの略語として使っています。
さて、このポケモン廃人がよく使っている代表的な略語を理解してもらったところで、ここからは『種族値・個体値・努力値』を分かりやすく紹介していきます。
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先に注意点ですが、ポケモンは初代の赤、緑からスタートして現在のスカーレット、バイオレットまでに9つの世代があります。
その世代ごとによって仕様変更だったり、バランス調整があります。
この三値の歴史や前はどうだったかを話してしまうととても長くなってしまうので割愛させてもらい、最新作を基準に説明していきます。
ではさっそく紹介していきます。
①種族値
例えばポケモンをプレイしている中で思ったことがあるかもしれませんが色々なポケモンと比較して
あれ?レベル低いのにラッキーとかハピナスって体力多いなぁ。と思ったことがあると思います。
それはHの種族値が高いからなのです。
弱いと有名なコイキング、最強と名高いザシアンの種族値を見比べると、どれほど差があるのかは一目瞭然です。
No.129
さかなポケモン
みず
【H20-A10-B55-C15-D20-S80】
合計200
No.888 ザシアン
つわものポケモン
フェアリー
はがね
【H92-A150-B115-C80-D115-S148】
合計700
例外もあるので一概にそうとは言えませんが、種族値が高いポケモンは強い!という認識で合っています。
動物で例えるならば、チーターは『すばやさ』の種族値が高い、亀は『ぼうぎょ』の種族値が高い。
と言った感じです。
そう考えると、種族値に対してのイメージが何となく分かったと思います。
次は個体値について紹介します。
②個体値
個体値とはポケモン1匹1匹の才能や素質、生まれつきの強さを示す数値です。
先ほど例を挙げたコイキングの中でもHが高い個体、Aが高い個体がいます。
この数値が高ければ高いほど、レベルアップした時に上昇するステータスの能力が変わってきます。
そして個体値は具体的に各ステータスごとに0~31(32進数では0~V)までの範囲で個体値が割り振られています。
個体値31は32進数表記からVと呼ばれます。
(ちなみに30はUと呼ばれる)
例えばHとAの個体値が31(V)のステータス、を2つ持つラッキーは「2Vコイキング」と呼ばれます。
全ての個体値がVの場合は6Vと呼ばれ最高の能力を持った個体として重宝されます。
それをすべての能力においてゲーム内表記では
ダメかも (0)
まあまあ (1-15)
かなりいい (16-25)
すごくいい (26〜29)
すばらしい (30)
さいこう (31)
となっています。
↑スカーレット、バイオレットだとこのように表示されていて、優秀な才能を持っている個体を手に入れるために、ポケモン廃人たちは日々、孵化作業や乱獲に明け暮れているのです。
それでは最後に努力値を紹介します。
③努力値
努力値はゲームの中で『きそポイント』と呼ばれていて、『タウリン』や『インドメタシン』などのアイテムを使ったり戦闘でポケモンを倒すことで加算されていく数値のことです。
このポイントが一定値に達すると、そのステータスが上昇します。
(レベル100の場合はポイントが4加算されるごとにステータスの実数値が1上がる。)
上昇するタイミングは世代ごとによって異なるが今回は割愛。
これは人間で例えるなら練習量になります。
サッカーやバスケットで沢山シュートの練習をすれば少しずつコツを掴んでシュートが入るようになっていき、シュートの努力値が増えていきます。
それと同じようにポケモンも戦いを繰り返すことで戦う相手や使うアイテムによって増える努力値の量が変わっていきます。
大まかに分かってもらったところで次のステップへと進みます。
どうやったら強いポケモンを育てることができるのか、です。
強い種族値のポケモンも分かったし、とりあえず個体値は6Vのポケモンが強いことも分かった!
じゃ努力値は、、、?
努力値には先ほど少し話を出した通り
『こうげきに4の努力値を振るとこうげきの能力値が1上がる』
という計算式があるのです。
ここからは少し計算の話になっていきますが、努力値には上限が存在し、1つのステータスに対して最大で252、全てを合計して最大で510の努力値を振ることができます。
しかし全ての合計は510、一つのステータスに振れる最大値は252なので、それを計算すると510-252=25-252=6という計算になってしまい6余ってしまいます。
能力の上昇に関わってくるのは4からなので、2は余分となり、努力値の配分を考える時は508で考えられています。
そして252÷4=63の通り、一つのステータスは最大で63あげることができます。
252まで振ったステータスにはこのようにパラメーターが上まで到達し、キラキラと光るようになります。
努力値の配分は基本的に長所を伸ばして上げるようにすると効率が良くなります。
『すばやさ』が高いアタッカーは素早さ+攻撃/特攻に努力値を振り、『ぼうぎょ』や『とくぼう』が高いポケモンはHP+防御/特防に努力値を振るようにすると良いです。
例えるならソード・シールドの時に無双していたザシアンなんかは典型的な物理アタッカータイプです。
なので『こうげき』と『すばやさ』に努力値を252ずつ振り分けることでより早く強いザシアンに育てることができます。
しかし同じ努力値の配分をしても個体値が高いザシアンの方が強く育ちます。
そこで行うのがポケモンの廃人への第一歩である、より強い個体を手に入れるための厳選です。
なんとなく3値についてが分かったと思います。
ポケモンをやっていてステータスを見た時に表示されている『こうげき』や『ぼうぎょ』の実数値は今まで説明した種族値、個体値、努力値の全てを計算したものからなっています。
さらにポケモンの実数値を左右するものの中に性格も関係しています。
ゲーム内で『いじっぱり』『ようき』『むじゃき』と書いてあるところです。
わー!この子は『さみしがり』な性格してて可愛い!なんて思ったこともあると思いますが、そんな性格もステータスの上昇幅や補正に関係していたのです。
この項目について書き出すと長くなってしまうので今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
次回は性格によってどんな違いがあるのか。
実数値の計算方法を紹介したいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
次回の記事も読んでもらえたら嬉しいです。
↓
ポケモンの性格によるステータス変化と実数値の計算 - Ryo_sk’s diary