何となくでも分かってもらえたら嬉しいです。
今回は前回の記事で最後の方に書かせていただいた性格がステータスの上昇幅や補正にどのくらい関係があるのか、を紹介していきます。
性格とは第3世代(ルビー、サファイア、エメラルド、リーフグリーン、ファイアレッド)から登場したステータスの1つです。
25種類の性格が存在し、各ポケモンはそのうち1つを持っていて、以下の内容に影響があります。
・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさのステータス補正
・ポロック、ポフィン、マラサダの好き嫌い
・フィラのみ、ウイのみ、マゴのみ、バンジのみ、イアのみといったきのみを食べたときに『こんらん』するかどうかが決まります。
・バトルパレスにおけるポケモンの好む行動
・エレズンの進化先のストリンダーのフォルム
『がんばりや/ゆうかん/いじっぱり/やんちゃ/すなお/わんぱく/のうてんき/せっかち/ようき/むじゃき/うっかりや/なまいき/きまぐれ』
Lv.30でストリンダー【ハイなすがた】
『さみしがり/ずぶとい/のんき/おくびょう/まじめ/ひかえめ/おっとり/れいせい/てれや/おだやか/おとなしい/しんちょう』
Lv.30でストリンダー【ローなすがた】
しかし以上6つの項目はストーリーの中で性格の違いが影響を与えるのはエレズンからストリンダーに進化した時のフォルムくらいだと思います。
他にもコンテストを攻略したい時はポロックやポフィンを食べさせる時には性格の厳選が必要になる場合もあります。
話を戻すと性格によって下記のように上がりやすい能力と上がりにくい能力の倍率が決まっています。
・上がりやすい能力(通常値×1.1)
→好きな味(きのみ等)効果が大きい。
・上がりにくい能力(通常値×0.9)
→嫌いな味(きのみ等)効果が小さい。
しかし中には上がりやすい能力も上がりにくい能力もない、全ての能力が等しく上がる性格もあります。
25種類全ての性格によるステータス補正は下記のようになっています。
・さみしがり
攻撃↑防御↓
・いじっぱり
攻撃↑特攻↓
・やんちゃ
攻撃↑特防↓
・ゆうかん
攻撃↑素早さ↓
・ずぶとい
防御↑攻撃↓
・わんぱく
防御↑特攻↓
・のうてんき
防御↑特防↓
・のんき
防御↑素早さ↓
・ひかえめ
特攻↑攻撃↓
・おっとり
特攻↑防御↓
・うっかりや
特攻↑特防↓
・れいせい
特攻↑素早さ↓
・おだやか
特防↑攻撃↓
・おとなしい
特防↑防御↓
・しんちょう
特防↑特攻↓
・なまいき
特防↑素早さ↓
・おくびょう
素早さ↑攻撃↓
・せっかち
素早さ↑防御↓
・ようき
素早さ↑特攻↓
・むじゃき
素早さ↑特防↓
・てれや
補正なし
・がんばりや
補正なし
・すなお
補正なし
・きまぐれ
補正なし
・まじめ
補正なし
文字で分かりにくいですが上記のように下5つの性格はステータス補正が乗らずに性格での上昇幅は同じになっています。
そしてHPに補正が乗る性格は存在しません。
なのでポケモンを育成する際にはどの能力を伸ばしたいかによって性格も厳選する必要がありました。
しかし第8世代(ソード・シールド)ならミントというアイテムが登場しました。
『ミント』は「性格名+ミント(例:いじっぱりミント、ひかえめミント)」という名前のアイテム21種類を総称したもので、ポケモンに使うと能力の補正値がミントの性格のものに変化するというものです。
性格は全てで25種類存在しますが、ステータス補正が乗らない性格「まじめ」「がんばりや」「すなお」「てれや」「きまぐれ」に対応するミントが「まじめミント」の1種類しかないため、ミントの総数は21種類になっています。
先ほど例に挙げたいじっぱりミントを使うと、他の性格でも攻撃↑特攻↓に変わります。
しかし性格による補正値が変わるだけで、性格そのものが変わるわけではありません。
なのでミントを使う前の性格はそのまま表示されます。
さらに味の好みも元の性格のままなので、苦手な味のきのみを間違えて持たせないように気をつけましょう。
前回に紹介した3値も関与しているので、全てで4つの項目によってポケモンの実数値が変わってきます。
HPとそれ以外の能力とでは式が異なっていて、下記の計算式によって出されます。
計算途中で小数点以下が生じる場合には、その度に切り捨てされます。
・ HP
能力値=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
・こうげき,ぼうぎょ,とくこう,とくぼう,すばやさ
能力値={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格補正
というふうになっています。
ここまで聞くととってもポケモン対戦って、育成って複雑なんだな、と思いますよね。
だからポケモン対戦へのハードルが上がっている一つの理由でもあります。
実際、僕がそこまでポケモン対戦へ没頭していないのはここが理由になります。
しかし近年はアイテムで努力値を上げやすくなったり、個体値やあげるものも出てきているので育成へのハードルというのは下がってきています。
下がったとは言っても多くのポケモンを育成するのであればそれなりの時間はかかってしまいます。
日本中の人と順位を競い合うラックマッチではレンタルパーティという育成したポケモン6匹のパーティを有志で貸し出してくれています。
それを使いランクマッチを始めると育成する手間を省いて、そのまま対戦することができます。
自分で育成したい!
このポケモン使いたいという気持ちが強くなったらでいいと思います。
次回は計算や難しい話からは離れて僕の好きな色違いを紹介したいと思います。
では今回はこの辺で👋